ここん所大人しかったのには理由があります、ってタイトルが全てなのですが・・・。
男・山射。35歳で扁桃腺を手術で取るという暴挙に出たのであります。という訳で入院した時の様子を忘れないうちにブログ書いておきます。
これから扁桃腺を手術しようと思ってる人の参考になればと思います。
もくじ
なぜ今更扁桃摘出なのか
扁桃腺といいますが、3つくらいあるそうです。喉奥に見えているのが口蓋扁桃。喉奥にチンポ突っ込んだ時に『オエッ』ってなるのがここです。あとは見えない扁桃が3つあるとかないとか。
今回私が摘出したのは口蓋扁桃。フェラでオエってなる部分でございます。
別にフェラで当たるから摘出した訳ではありません。そして、しょっちゅう腫れて熱が出るから摘出した、訳でもありません。
一般的に口蓋扁桃を摘出する場合、しょっちゅう腫れて熱が出るから摘出したり、扁桃自体が悪性腫瘍があったりするから摘出するらしいのですが、今回ワタクシ、摘出が目的の摘出手術という、人体改造手術を行ったのであります。
膝ボルト野郎である私は人体改造に抵抗がないので、取れるモンは取っちまおう、そういったスローガンで生きております。
取れるなら取る、それは私のハメ撮りにも現れております。撮れるなら撮る。例えそれが男でも、撮れるなら撮ります。ニューハーフって興奮しますよね。
手術前検査
2020年10月某日。近所の町医者の紹介状を懐に忍ばせて、手術設備の整った病院で検査をします。術前検査としては一般的な内容。
・採血
・心電図
・肺のやつ(吸って吸って吐いて吐いて、で笑っちゃうやつ)
特に問題もないでしょう。手術の日を指折り数えて待ちます。
入院前PCR検査
入院前々日にPCR検査を受けました。強制的に検査です。陽性だと入院自体がオジャンでございます。
が、普段陰キャなオレは人と会わないので当然の陰性。入院決定です。
しかし、あのインフルエンザの検査ってヤツ。めちゃくちゃ痛いですね。白人のペニスくらい長い棒を鼻奥に挿入するんですよ。こんなん絶対入らないよ!って思いましたがイザやってみるとスッと入っちゃったのがウケます。扁桃腺の切除なのですが思わぬところでインフルエンザ検査童貞を卒業できたので嬉しかったです。
これ、病院側の都合でやってるんだからロハだと思ったのですが、退院時にしっかり請求されており非常にモヤモヤしたのであります。
入院当日
13:00チェックイン。説明を適当に聞き流して病棟へ。当然6人部屋であります。
窓窓窓
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□ ■←山射
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通路
こんなフォーメーションで入院生活スタートです。オレ以外の入院患者は全員高齢者で、3人は自力での排泄が困難な模様。1/2がウンコ漏らす病室で、晩飯食って消灯です。明日は朝から断食なので、平場でしたら絶対食わない菓子パンを夜中に食いました。あんまり美味くなかったです。菓子パンってやつは平場だとマズイですねぇ。山頂だとめっちゃ美味しいのですが。
入院2日目・手術当日
朝に経口補水液みたいなの1パック飲んで待機。キンドルでマンガ読んでたらあっという間に昼です。手術着に着替えるよう看護婦に促され、ソープみたいにアシスト着替えを期待しますがそんなんある訳ありません。怪我でも病気でもないので自力で着替え、そのまま歩いて手術室へ。
術前に一枚パシャリ。人生最後の扁桃です。
手術は全身麻酔で行いますが、1時間半程度の為尿道カテーテルは無し。
術前に『何があっても尿カテ入れんなよ』と、麻酔科医のオバサンに凄みますが多分聞いてないでしょう。麻酔が落ちて来て、目の前がグニャリと歪んだ次の瞬間、叩き起こされます。全身麻酔で意識がトぶ感じ。きっと死ぬときと同じ感覚なのでしょう。人生2度目の全身麻酔。術後の地獄はこれから始まります。
入院2日目・術後当日
自分のベッドに戻りプラカップを手渡されます。血が出てるからこれに吐くよう言われ、あと放置されました。
痛み止めの点滴が効いているのか分かりませんが、喉の痛みはそんなにないです。それより痛いのが口腔内。舌はビリビリに痺れて口内炎だらけなのが分かります。
このころよく医者や看護婦がこう聞いてきたのですが、
「痛み、10段階でいうといくつ?」
聞かれる度に14とか100とか言ってました。マックス痛いに決まってるだろう。10段階で1の痛みって、そんなのないだろう!って麻酔で歪んだ頭でグルグル考えてました。
術後、医師がベッドに来て摘出した扁桃を見せびらかします。術前に写メ撮ろうと思ってたのですがそんな元気もなく、喋るのも辛いのでそのままポイです。
麻酔が気持ち悪くて寝たり起きたりを繰り返して、この日は記憶が曖昧なまま終わります。
入院3日目・術後1日
朝6時起床。患者達も起きだしてガチャガチャやってるから起きてしまう。看護婦が来て、体温測ったり血圧測ったりして過ごす。
朝飯はヌキ。出て来ても食えないから良し。痛みを紛らすために漫画読んで過ごす。セトウツミ読んで、次のハメ撮りはこういう風に撮ろうと考えてました。が、多分売れないのでやめます。
昼・流動食が出ました!しかし痛くて飲めません。痛み止めを点滴で落としてもらいつつ、流動食を啜ります。おかゆは嫌いなのですが汁だけなら悪くないですね。おかゆの上澄み汁と、具無し味噌汁と、コンポタとリンゴジュース。飲むのに30分かかりました。
麻酔も完全に醒めた為、院内を散歩して過ごします。喉奥の写メ撮って友達に送りつけたり、今更feceappで女装化したりしつつ暇つぶし。
のどちんこの腫れ方のヤバさよ。
夜・流動食200グラム。具無しミネストローネ。変な味のジュース。30分かかって完食。
消灯しても寝れずに悶々と過ごします。相変わらず喉よりも口内、舌と口内炎が痛くて痛くて大変です。
入院4日目・術後2日
朝・流動食200グラム
昼・五分粥・バナナと牛乳。バナナ嫌いなので残す
夜・五分粥・シューマイ・カリフラワー。
この日からお粥になりました!が喉を通らず完食に45分かかる始末。隣のベッドでウンコ漏らしてるジジイよりも食うのが遅い・・・。
消灯後、あちこちのベッドでオムツ交換コールが鳴るのに嫌気がさしております。自力でウンコ出来ないのは大変だぜ。
入院5日目・術後3日
病院の朝は早い。
朝・五分粥。おかずが大きくて食うのに難儀する。これでも細かく切ってあるのだろうけど、口内炎と舌が痛くて思うように噛めない。
昼・五分粥。おかずがでかい。ジョアがついてた。
夜・五分粥。とろろがついてた。おかゆにとろろかけたの初めてだけど食べやすかった。
事前に聞いてた程、喉は痛くありませんでしたが舌と口内炎は痛み続けております。特に舌。術中に器具で固定してた為数か所内出血しており、ビンビンにシビレが残っております。扁桃腺切除で一生後遺症が残ることはないとは聞きますが、この舌の痺れ、一か月は続くだろうと思いました。
入院6日目・術後4日
朝起きて体温血圧血中酸素を測る、いつものルーチン。朝の時間に看護学生みたいな連中が10人くらいぞろぞろ見学に来るんですよ。喉が痛くて気の利いた冗談も言えずにガン飛ばしちゃってごめんね。
朝・五分粥とおかず諸々
昼・全粥とおかず諸々。ここから昼から全粥デビューです。全然呑み込めませんでした。1時間近くかけて完食。一口毎に水飲むんです。痛くて。
全粥を完食し、うとうとと微睡んでいたら執刀医が様子を見に来ました。モゴモゴ喋って現状を伝えます。
「隣のベッドのジジイがクソ漏らす度にオムツ替えコールしやがって、その度にオレはクセー思いをしております」
「こんな環境では治るものも治らず、傷口にジジイのクソの粒子がこびりついてしまうのであります」
「自宅でも必ず安静にし、禁酒禁煙を継続し、再出血した際には速やかに自力で再入院するのであります」
なので退院させろと恫喝し、この日退院したのであります。
扁桃腺切除のリスクは術後の術後の出血だそうでして、術後1週間がかさぶたが剥がれて出血する割合が高くなっているそうです。が、しかしオレは自宅で療養したかったので無理行って帰りました。ここだけの話、ギガがなくて通信制限なってたから帰りたかったみたいです。
治安の悪い地域の病院の駐輪場に、6日もスーパーカブ停めてたので盗まれてないか不安でしたが大丈夫でした。旭日旗ステッカー貼ってるのでなかなか盗みたくはないですね。久々に帰宅し、猫とあそんで就寝するのであります。
退院1日目・術後5日
久々の我が家で目覚めた。めちゃくちゃ喉が痛い!洗面所で唾を吐くと血が混じっている。これがかさぶたが剥がれるというやつか。
しばらく様子見、出血しておらず一安心。ここで慌てて筋トレなんかしたら、喉から血が噴き出す事うけあい。大人しく寝て過ごします。
しかし、寝てりゃメシ出てくるシステムは優秀ですね。私、一人暮らしなので毎食お粥作らなきゃなりません。普段玄米食だからお粥も時間かかる上にマズイのなんのって。無理やり飲み込みあとはゴロゴロして過ごします。
痛みの度合いで言うと、この日が一番痛かったと記憶しております。
術後すぐよりも、術後かさぶたが剥がれた一週間目が非常に辛い!痛い!こんな手術を希望した自分が心底憎かったです。
それから
術後10日目で通院しまして、ちゃんと治ってるからあとは好きにしていいよと医師に見捨てられました。なので好きにします!
といっても硬いもの・熱いもの・辛いものは食べられそうにありません。入院中も自宅療養中もおかゆとゼリーしか食ってません。何喰うか考えながらポケットに入ってたニコチンガムを噛んだらおよそ10日ぶりの咀嚼にアゴがバカになっておりまして、この記事を書いている今もアゴが痛くて大したモン食っておりません。ヒドいですねぇ!
徐々に喰えるものは多くなってきております。未だにチャレンジしていないのはカレーと揚げ物です。喉にブッ刺さりそうで怖いです。
手術をやって良かったのか否か、まだ判断は出来ませんがQOLが向上したと信じております。
こうして見比べてもよく分かりませんね。一体なんの手術だったのやら。
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